2011年05月08日

闇の組織?東京電力 を考える

我が国において権力の中枢に近いものはエネルギーに関わっている。エネルギーを意のままに動かせる組織、それをつかさどる人物、それがこの国を動かす真の権力を持っている。
例えをあげれば、「不毛地帯」で主人公が商社において、手掛けた石油開発事業を成功させ、綿相場で失敗した前社長を追い出してしまうクライマックスがある。繊維は傍流となり、商社のコアビジネスはエネルギーとなったのである。巨大商社の中でも事業ヒエラルキーの頂点にいるのはエネルギーである。「不毛地帯」の主人公のモデルとなったのは瀬島龍三元陸軍参謀だ。この人物は政界と財界の橋渡し的な役割をながく務め、中曽根内閣では大きな影響力を持った。その流れは田中角栄の時代にさかのぼる。田中のエネルギー確保の自主独立路線はアメリカの不興を買い、彼は人格破壊工作によって葬られたのだが。
現在、東京電力をはじめとする電力会社がすすめてきた原発推進の見直しが望まれている中、驚くほどにその不可解な隠蔽体質と官僚体質にも批判が高まっている。
電力会社は民間企業という表の顔をもちながら、中枢では行政と深くつながり、天下りの受け皿となり、議事堂のなかでも精力的にロビー活動、学会とメディアにおいても自らに与する人材をカネで確保していたようである。
私にはこの組織がいったいなんなのか理解ができない。政府の手先なのか、いや政府をも動かしながら思うがままにエネルギー事業を推進するのか、いずれにせよそれで利益を得ているのは名前が上げられる組織や人になるような疑いをもっている。
インフラ企業は法律で保護されているだけに、その事業内容についての透明性と開示義務があると思うが、私的企業であるがゆえに限定された責任しかない。
しかし今回の原発事故のような大きな被害と多くの人の生活を脅かす源となる事業はそれでいいのか。
インフラという国民生活に直結する分野で、不当な利益を確保するこの国の権力の存在、それゆえ国民から目を遠ざけておくための巧妙な仕組みとメディア戦略、これらが存在することが想像できるのである。
孫正義がスマートグリッドを武器にここに斬り込むような動きもあるが、とり込まれるか拒絶されるかのどちらかであると思う。拒絶されたら、彼に対しても人格破壊がはじまるだろう。

以下、はこれから電力から出発して、この国の統治構造、そして政体、民主制、そして国民の存在を構想してゆくうえで参考になるだろう本の一覧

この稿は続けます。

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posted by 遠藤カンジ at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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